Twitterのタイムラインにいわゆる丁寧な暮らし的ツイートが頻繁に流れてくるようになった。推測するところ、現在Twitterは1ツイートの視聴時間や干渉行動によって関心度を測定していて、それに基づいたサジェストを行っているのだと思う。だから私自身が興味を持っているコンテンツに丁寧な暮らしが含まれることにも異論ないし、近日の引っ越しイベントに際して生活における丁寧さを形作ろうと躍起になっていることはまず間違いない。
丁寧な暮らしとは何であろうか。辞書的意味として(1)整頓された部屋、非怠惰的生活、(2)(1)をネット上にアップする行為の2つくらいが含まれているだろう。ネットで主に嘲笑の的となっているのは(2)を通した(1)であり、要は「わざわざうp乙、誰もお前の丁寧な生活ぶりなんか興味ないわ」的なニュアンス。
(1)の先あるものというか、対象がいないことが問題なのかもしれない。頑張った先に自認がなければ、認めてくれる人が現れるようにアウトプットの矛先は外、特にネットに向く。
昔の人は、承認欲求をどう処理していたのだろう。